支部だより – 2024 –


<北見支部> 令和6年度北見工業大学同窓会北見支部活動について

北見支部事務局 田中裕基(H21化シス卒)

 初冬の候、北見工業大学同窓生の皆様におかれましてはご健勝のこととお慶び申し上げます。

 北見支部事務局長の田中(平成21年化学システム工学科卒)から、北見市の近況と令和6年度の支部活動報告をさせていただきます。

 北見市での最近の大きな出来事といえば、中心市街地の 再開発が本格的に動き出したことがあるかなと思います。 資材の調達ができず工期も遅れていたようですが、令和6年10月1日には休日夜間急病センターが移転し、新施設での運営を無事開始しました。

 その周辺には、新たに分譲マンションも建設予定とのことで、駅前や街なかの様相はこれから大きく変わっていくことになります。

 久々に北見に来てみたら、「昔と全然違う!」と驚かれる方もいるかもしれませんね。

 さて、北見支部においては昨年に引き続きビールパーティー「夏を楽しむつどい」を開催し、留学生の皆さんも交え楽しく交流させていただきました。

 この場を借りまして、開催にあたりご協賛、お力添えいただきました皆様には厚く御礼を申し上げます。大変ありがとうございました。

 余興では、留学生の皆さんに、北見市の姉妹都市・高知市で踊られている「正調よさこい鳴子踊り」を披露していただき、盛り上げてもらいました。

 また、恒例の大抽選会は、ご協賛いただいた企業様のお陰もあり、盛況となり、成功裡に終えることができました。

 このビールパーティーは長年、街なかの「北見経済センター」という会場で開催してきましたが、前述しました中心市街地の再開発に伴い、来年からは残念ながら使えなくなってしまいます。今まで大変お世話になりました、ありがとうございました。

 今後の開催は、ビールパーティー後に来場者の皆さんが2次会になだれ込みやすいよう(←ここがとても重要!)、街なかを最有力候補に新たな会場を事務局で選定していきますので、ぜひこれからもよろしくお願いいたします。

 また、本ビールパーティーの収益金の一部をKITげんき会、日本赤十字社北見地区にそれぞれ寄附しており、去る8月27日に榮坂俊雄学長へ寄付贈呈を行ってまいりました。

 こうした市民等との交流活動を通じて同窓会の取り組み(活動)が広く伝わっていくよう今後とも邁進していく所存です。

 最後に、同窓会並びに各支部のご発展と、会員皆様のご健勝とご多幸を心よりお祈り申しあげ、支部だよりとさせていただきます。

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<旭川支部「のつけうし会」だより>

旭川支部 井上和弥 (H30年社会環境工学科卒)

 北見工業大学同窓会会員の皆様におかれましては、益々ご活躍のこととお喜び申し上げます。

 今年を振り返ってみますと、新年早々に石川県の能登半島にて最大震度7の地震が起こったことが記憶に新しく、未だ多くの方々が不便な生活を強いられていると思います。 被災された方々に心よりお見舞い申しあげますとともに、一日も早い復旧・復興をお祈りいたします。

 北海道においても、2018年の9月に発生した胆振東部地震にて最大震度7が観測されています。当時の私は、旭川という街は昔から地震がない街だと認識していたのですが、その日は夜中に地震で目が覚め、びっくりしたことを覚えています。通勤時には、地震によるブラックアウトによって信号機の電気がついていない状態を見て、地震の規模が大きかったことを意識したことが心に残っています。また、私の家がブラックアウトから復旧するまで1日以上かかっており、生まれて初めて真っ暗の中で懐中電灯やスマホの光をたよりに晩御飯を食べたことが印象深かったとともに、ライフラインの大切さを改めて実感しました。

 恥ずかしながら、それまではまったくと言っていいほど地震の対策を行っていなかったのですが、この経験から地震が少ない旭川市でも停電時の対策のために非常時のバッテリー、防火用品、水や非常食のストックを用意するように心掛けるようになりました。

 夏頃としましては、7月26日から8月11日の16日間にかけてのパリオリンピックでの日本選手団の活躍に心が躍り、つい夜遅くまで応援していました。日本の記録は、金20個、銀12個、銅13個のメダル総数45個の獲得であり、メダル総数及び金メダルの数については、海外で開催されたオリンビックとしては過去最大の獲得数とのことです。

 特にやり投げの北口榛花選手につきましては同じ旭川市出身ということもあり、応援に力が入り、金メダルを獲得したときは自分事のようにうれしかったです。旭川市では、北口榛花選手の偉業を称えて、10月13日に旭川平和通買物公園にてパレードが開催され、たくさんの祝福に包まれました。

 さて、旭川支部の近況としましては、新型コロナウイルス感染症の影響により今和2年度から旭川支部総会を中止しておりましたが、感染症拡大に落ち着きが見えたことから、8月31日に市内のホテルにて5年ぶりに支部総会を開催することができました。かく言う私は、今回が初めての総会参加になります。総会は28名の方が出席しており、事業や決算等についての報告を経て懇親会となりました。 初めての参加ということで、最初の方は緊張していたのですが、先輩方に温かく迎えてもらい、北見で暮らしていた当時の話などで盛り上がり、有意義な時間を過ごすことができました。

 最後になりますが、北見工業大学の更なる発展と同窓会会員の皆様の益々のご活躍とご健康を心よりお祈り申し上げ、旭川支部だよりとさせていただきます。

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<帯広支部>

帯広支部会計 樽見真人 (H13土木開発卒)

 北見工業大学同窓会の皆様並びに教職員の皆様におかれましては、益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。

 昨年5月に感染症法上の位置づけが5類に移行したことで、新型コロナウイルス蔓延前の状態に戻りつつありますが、全国的にも感染者が増加傾向にあり、まだまだ油断ができない状況です。また地球温暖化の影響なのか暑い夏も終わり、足早に秋が訪れ朝晩は暖房をつけるほどですが、いかがお過ごしでしょうか?

 近年十勝では、上士幌町の自動運転バスが話題となり、道東道の4車線化、北海道横断自動車道(足寄-陸別・小利別間)、帯広広尾自動車道の延伸工事や大樹町宇宙交流センターSORAなど、地域発展し続けております。

 今年、帯広支部は令和2年2月に開催した以来、4年ぶりに同窓会総会を開催いたしました。久しぶりの対面での開催で、懐かしく顔ぶれで元気そうな皆様との再会が嬉しく、近況を報告しあうなど有意義な時間を過ごさせていただきました。新型コロナ前に開催した総会の参加者が25名。 今回は12名とコロナ前に比べ少人数の開催となってしまいましたが、今後より多くの方に参加していただけるよう働きかけていきます。

 コロナの影響でしばらくの間、集会することができなかったため、帯広支部役員の引継ぎがうまくいかなかったこともあり恒例の「帯広中央公園花壇整備&焼肉会」は、今年も中止となってしまいましたが、来年度の開催に向け準備しており、次回ご報告できればと思っております。

 最後になりましたが、北見工業大学並びに同窓会会員の皆様方の益々のご活躍とご健康を心よりお祈り申し上げ、同窓会帯広支部だよりとさせて頂きます。

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<札幌支部「石北会」>

支部長 安達理(S49開発卒)

 札幌支部「石北会」の活動につきましては、広告欄に掲載いたしました。

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<苫小牧・室蘭支部「野付牛会」>

苫小牧・室蘭支部支部長 篠田知幸 (S63年応用機械工学科卒)

 北見工業大学同窓生の皆様、益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。また、本部役員はじめ事務局の皆様に於かれましては、運営にご尽力頂き心より感謝申し上げます。

 さて、新型コロナウイルスによる世界的なパンデミックも5類へと移行し、ようやく平常時に 戻りつつある今日この頃。苫小牧・室蘭支部も令和6年度総会を無事開催することが出来ました。14名の参加ではありましたが、有意義な時間を過ごすことができ、親睦を深めることが出来ました。少子高齢化でもあり、会員の平均年齢が上がっている事は言うまでもありません (>_<)。(写真参照)

 早いもので、私も大学を卒業してから36年が経ちましたが、思い起こせば日本・世界・地球規模で色々な事がありました。中でも人の考え方・価値観がこれ程までに多様化するとは思ってもいませんでしたし、温暖化による異常気象、原発安全神話の崩壊、日本経済の衰退などとどれをとっても36年前には全く想像することすらできない事ばかりです。映画だけの世界だと思っていたことが、実際に起きています。未知のウイルスによる世界的なパンデミックまで起き、この先何が起こるのか想像がつきませんが、何より平和に過ごせることを願っております。

 北見市に目を向けてみますと、市町村合併により海のある市となりましたし、中でもカーリングのロコソラーレの活躍は、北見で4年過ごした私にとって、とても心躍る出来事の一つです。もぐもぐタイムで食した菓子「赤いサイロ」は今では北見の名物となり、北見経済に大きく貢献しております。余談ではありますが、私も70ヶ購入させて頂き、少しは北見市に貢献できたのではないでしょうか…

 最後になりますが、北見工業大学の益々の発展と会員皆様のご多幸とご健勝をご祈念申し上げ、支部だよりと致します。

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<函館支部『五稜会』定例総会報告>

監査 西山勝隆 (H26年社会環境工学科卒)

 函館の近況については、観光業が回復しつつあります。人気アニメの舞台が函館となったことも追い風となり、多くの国内外からの訪問者が函館を訪れています。特に数年前に実施した大型船を着港させるための港整備の成果もあって、大型クルーズ船に乗った外国からの観光客の訪問者が多い状況となっております。うれしい反面、ニュースにもなっておりますが、オーバーツーリズムの影響により、函館市の移動の足として有名な路面電車では、毎日満員となっており、夜景が有名な函館山では、長蛇の行列で観光するまでに長い時間を有するなど早期解決が望まれる課題も浮き彫りとなりました。そのような中、午後8時から午後9時までの1時間、ガイドの案内で旧イギリス領事館や旧函館区公会堂など西部地区の観光名所をめぐるツアーなども実施し、ストレスなく観光して頂ける対策を実施しておりますので是非函館に観光しに来て頂ければと思います。

 函館支部においては、大変遅い時期の開催となりましたが、令和6年2月17日(土)に4年ぶりに対面での総会を実施しました。冬の開催となり、足下が悪い中ではありましたが、函館から離れたところからも支部会員の参加があり、久しぶりにお会いすることができました。当日は皆さん元気そうで楽しく交流ができ、それぞれの学生だった頃のお話や就職をした時の状況などを聞くことが出来ました。しかし、平成26年卒業の私以来、新規の若手会員がいないため、その点が少しさみしいところです。幅広い年代の方々と交流できることはとても有意義なことであり、今後、私よりも若い世代にも函館支部会員になっていただき、いろいろとお話できるよう北見工業大学同窓会としても取り組んでいければと思います。

 新規に支部会員を迎えるにあたって、やはり北見工業大学の学生に函館近くへ就職して頂くことが一番と考えます。市役所をはじめ、地元の民間企業でも人材不足が進んでおり、近年では、給料や有給休暇などの福利厚生も充実させ、人材が集まってくるよう努力している状況です。地元就職先は毎年待遇が良くなってきておりますので、ぜひ函館周辺への就職を考えて頂き、必要となれば、北見工業大学同窓会を活用し、各地域の状況や就職先の情報発信に努めながら、新しい仲間を心待ちにしております。

 函館支部のみならず、各支部においても益々発展して行けるよう、北見工業大学同窓会会員として今後もみなさんとともに活動して参りたいと思います。

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<東北支部「銀河会」>

事務局 芳賀敬二 (S57年開発工学科卒)

 北見工業大学同窓会東北支部、そして全国の同窓の皆様におかれましては、お変わりなくお過ごしのことと存じます。支部だよりは、今回は芳賀が担当し報告します。

 東北支部は青森県を除く、秋田、岩手、宮城、山形、福島の5県より成り立っています。

 銀河会の総会は近年、新型コロナウイルスの発生により自粛していましたが、昨年の仙台での開催に引き続き今年は盛岡市内での開催です。総会では前年度の各報告と新年度の案件審議や各担当事項等の選人があり、その後懇親会へと進み、近況報告等各自行い懇親を深め、散会となりました。来賓として、青森支部様より参加していただいています。

 令和6年は1月1日に能登半島地震が発生しました。元旦に発生した大地震ということもあり、社会的にも大きな影響がありました。多くの方が犠牲になり、ご冥福をお祈りいたします。そして、早い復興を願うばかりです。石川県は地震が少ない地域として、地震の起きる前の熊本県、北海道の道央地域などと同様に全国地震動予測地図では30年以内に震度6弱以上の揺れが起きる確率が0.1~3%の範囲内であったとされていたようです。これを考えると、南海トラフ地震や首都直下地震ばかりが注目され、それ以外の地域では地震が起きないと誤解され、油断に繋がった可能性があると指摘されていることには頷けます。そうした中で、8月8日に宮崎沖で起きた地震に関しては南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)が発表され、大規模地震の発生可能性が比較的高まったとされ、1週間継続されました。これを踏まえると全国各地、大小にかかわらず地震は起こりうるということを肝に銘じて、各自防災意識を高めることが大切なようです。とにかく早い復興を進めていただきたいと思います。また、台風等による線状降水帯等の発生による各地の災害にも注意が必要です。

 令和6年も昨年同様に全国的に大変暑く長い夏であったと思います。仙台も暑かったと感じています。夏には有名な祭りが各所であり、青森はねぶた祭、盛岡のさんさ踊り、秋田竿灯まつり、山形の花笠踊り、仙台七夕まつり等は全国的に有名ですし一度は見ていただきたいものです。そして今年はお盆時期に台風に振り回された感じはありましたが、もう少したつと9月中旬以降から少しずつ涼しくなってきますので、紅葉と温泉は東北も他の地域と同様に素晴らしいので、是非とも東北へ足を運んでいただけたらと思います。食べ物も各地の有名グルメもほぼ外れがありませんので、現地で食してみるのも温泉同様に旅の楽しみとして期待できるものです。私も休日を利用し東北を中心に温泉地、各観光地に足を運んで楽しんでいます。

 さて、時代の流れは定年延長や働き方改革等と制度が急激に変貌してきており、私自身も働き続けていて、ありがたいことに忙しい日々を過ごしています。私が身を置いているのは建設関連ですが、人材不足だけでなく従事者が減少していることにも危惧しています。一部の業種を除き他の業種も同様と察しています。そして、国内は少子化による人口減少がさらに進むことは避けられない状況です。そうした中で、北見工業大学も「三大学の経営統合」から1年を経過して、これから経営改革が進むものと思われます。卒業生である我々も微力ではありますが、応援していくことが肝要かと思っています。

 同窓会についても、将来を順次若い世代に託していくことになりますが、これからも魅力のある同窓会になるよう願っています。コロナ過の自粛生活や世代間ギャップ等により、同窓会に限らず様々なイベント等の開催の様相も変わってきています。人々の繋がりも希薄になりつつ個々の状況が進んでいます。同窓生でもある卒業生は全国各地におられますので、まずは同窓会に興味を持って同窓会の行事等に参加していただければと思います。私自身も仕事で仙台に来てそのまま居ついていますが、私が同窓会に参加したのは卒業後20年ほど経ってからですので、多くの仲間が集まっていただけたらと願うしだいです。

 最後に、北見工業大学、同窓会の益々の発展と卒業生の皆様のご健康を祈念しまして、東北支部の報告とさせていただきます。

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<関東支部(オホーツク会)便り2024>

支部長 谷浩二(S53機械)

 同窓生のみなさまとは一年ぶりの再会となりますが、いかがお過ごしでしたでしょうか。

 毎年自然災害や異常気象の話題が冒頭に登場しますが、今年も残念ながら例外ではなく能登半島地震(1月)、宮崎県日向灘を震源とする地震(8月)など甚大な被害が発生致しました。被災された方には謹んでお見舞いを申し上げます。

 私たち関東在住者も、南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)発表をうけ、緊張と不安な夏を過ごしました。更に最近まで酷暑で熱中症対策が呼びかけられ、線状降水帯によるゲリラ雷雨で水害が各地で発生しています。引き続き災害に備えながら生活する必要がありそうです。

 昨年、関東支部事務局はウィズコロナでの総会を開催致しました。再開に当たっては、以前から多く総会に参加頂いてる諸先輩に御意見を頂き、運営方法を検討しました。コロナ前は立席、ビュッフェスタイルで食事を提供していましたが、着席で個別に食事を配膳するスタイルに変更しました。北見から鈴木学長、常本名誉教授、同窓会からは有田会長にお越し頂き、63名の会員とともに2019年依頼4年ぶりの再会を果たすことが出来ました。

 今年度は11月23日(土)に関東支部総会(オホーツク会)を開催致します。当日の様子については、支部のホームページ kitami-it-ohotsuku.la.coocan.jp に掲載いたしますので是非ご覧ください。次回はぜひ参加ください。

 関東支部の活動は、年一回関東支部総会(オホーツク会)を開催し、北見工業大学同窓会の活動報告と、世代を超えた同窓生の懇親を図っています。

 関東地区の同窓生は毎年増えていますが、卒業後の連絡先が不明のため関東支部総会(オホーツク会)の開催案内を連絡できない方が増えています。

 現状のままですと、関東支部総会の出席者は現状維持が精一杯となりますので、これからの関東支部活動をさらに盛大な会活動とするため、関東支部総会に参加いただける方は、ぜひ知り合いの方にも開催情報を共有いただき活発な関東支部活動を継続し、さらに北見工業大学同窓会活動を盛り上げていけますよう、ご協力のほどのほどよろしくお願いいたします。

 私たちは、貴会の発展のため皆様の御意見を伺います。

 メールアドレス kitami-it-ohotsuku@hotmail.co.jp へ皆様の声をお寄せください。また個人情報保護法の施行や企業のセキュリティ強化により、会員の皆様への連絡が困難になっております。個人情報につきましては十分留意致しますので、転居された場合は新住所、または個人宛のメールアドレスを御連絡頂けると幸いです。

 皆さまにおかれましては引き続き健康に留意され、元気な日々をお過ごしください。また来年お会いしましょう。

 注)ホームページの URL、メールアドレスが変わりました。

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<中部支部>

支部長 伊藤隆行(H2年環境卒)

 皆様いかがお過ごしでしょうか。

 今年は9月末になっても大変暑い日が続いております。 こちらは湿度も高いせいか外にいると倒れそうになるくらいです。これも気候変動かなと考えております。

 私事ですが、木材に関わって20年以上が経過しております。この業界ではCO2の削減と言いながらバイオマス発電でバンバン木材を燃やしてCO2を排出していたり、工業的に住宅を作るためにプレカットでは端材を大量に捨てていたりしています。

 エコなイメージを全面的に出している木材業界ではありますがこれが今のところの実態ではと思います。現在の私の取り組みは木材を金型で成形することで余すところなく木材を製品にすることに邁進しております。昨年石川県珠洲市にL字で成形したヒノキ材をトラスに組、建物の構造体で採用されました。設計は板茂設計事務所でした。試作型でお見せしたところその場で採用が決まり、強度試験を滋賀県立大学の陶器先生、金型の設計は私が担当いたしました。トラス構造に組みましたが高さ50cm×長さ4mの寸法ですが一人で持ち上げられるほど軽量となっており施工も重機は必要なく足場があれば人手で施工しております。これが大きな特徴ではないかと考えております。9月に完成しましたが、震源地に近いところで心配しましたが現在も健在です。おそらく木材であることで軽量であったことが良かったのではないかと思います。建設当初はレストランとして使われておりましたが、震災後は、町おこしの人が集まれる場所として活用されております。珠洲市や輪島市で地震と大雨で被災された方にはお見舞い申し上げます。

 それでは、本題ですが、ようやくコロナも空けて今年2月に少人数ですが役員で集まり新年会を開催いたしました。本来でしたら私が発信して開催するところですが、この新年会は役員からお誘いがあり参加させていただきました。4年ぶりとなる集まりとなり、皆さんの元気なお顔みられてよかったです。お互いの近況などやこれからの同窓会の進め方などお話ができてよい時間を過ごせたと感じております。

 残念ながら、支部の再開の準備が整って無く総会の開催は見送っておりますが、現在、来年の4月開催に向けて準備を進めております。その際には支部の皆さんのご協力をよろしくお願いいたします。

 最後になりますが、本学の一層の発展と同窓会会員の皆様方のさらなるご活躍とご健勝をお祈り申し上げ中部支部の支部だよりとさせていただきます。

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<関西支部「流氷会」>

関西支部監査 野原美輝裕 (S56年電子卒)

 今年2024年の関西は7月から猛暑続きで、9月に入っても残暑が厳しく、エアコンで何とか暑さをしのいでいます。それでも季節は着実に進んでいて、朝晩は多少涼しさを感じます。同窓生の皆様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。

 私は、6月に開催された同窓会総会に久しぶりに出席させて頂きました。学生時代によく利用した北見・旭川間の石北線に乗ってみたいという思いから、新千歳空港でJRに乗り、約5時間かけて北見に着きました。

 さて同窓会には様々な課題がありますが、本部役員の皆さんのご尽力で改革が進められています。しかし、同窓会誌のデジタルWEB化については長く議論されていますが進んでいません。同窓会誌の発行にかかる費用と時間は、予算の中で大きな比重を占め、終身会費の納付率50%程度の現状においては、デジタル化は喫緊の課題です。また、各支部における役員のなり手不足・高齢化・会員の把握などかなり難しい状況にあると思います。所在が全国各地に広がる会員・同期・クラブ・サークル仲間・先輩・後輩・お世話になった先生の情報を会員が単独で知るすべがありません。もし連絡方法があれば呼びかけて同期会をやってみたいと思っています。これに関する提案ですが、情報管理をWEB上で会員各位に任せてはいかがでしょうか。パスワードなどセキュリティ管理と定期的検証は必要ですが、同窓会用プラットフォームを提供する会社も多数あります。 本部の負担軽減と会員相互のコミュニケーションツールとして利用するのも同窓会の新時代のあり方として必要ではないでしょうか。関西支部の活動もコロナの影響で、イベント開催は出来ていませんが、毎月ONLINEによる気軽な井戸端会議的懇親を続けています。つながりの輪を更に広げたいので、他支部の皆さんの参加を歓迎します。リモート懇談でも、顔を見ながら懐かしい話で盛り上がります。関西支部(流氷会)のホームページから連絡を頂ければONLINEの招待メールをお送りします。是非参加ください 。各支部との交流も深めたいと思います。

 2022年4月、北見工業大学、小樽商科大学、帯広畜産大学がそれぞれ「工学」・「商学」・「農学」を専門として国立大学法人北海道国立大学機構が創設されました。キャンパスが3倍になったのと同じで、興味のある科目が見つかる可能性があるということです。学内留学になるわけですが、「商学」・「農学」分野の授業にリモートで出席し単位取得ができれば、工大に在籍しつつさらに幅広い知識も学べる素晴らしい環境です。それを大学のセールスポイントとして、こんな大学見たことない、ワクワクする大学に発展して欲しいものです。

 最後になりますが、北見市の財政がかなり厳しいと報道されています。お世話になった北見市を応援するために「ふるさと納税」を利用しようではありませんか。ひいては北見工大の支援にもつながりますから。

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