支部だより – 2016 –


<北見支部>

北見支部 事務局 山田広大(H15土開)

 初冬の候、全国でご活躍の北見工業大学同窓生の皆様におかれましては、何かとご多用のことと存じます。

 今年は北見支部で行っている活動の一番の目玉であるビールパーティー『夏を楽しむつどい』について報告させていただきます。

 ビールパーティーの始まりは、昭和62年からとなっており、当時の北見支部長である伊藤建一氏(S38応化卒)と、事務局長の隅田一男氏(S52土木卒)が中心となり「支部会員同士の親睦を計り、かつ市民との和を広げ相互間の利益を生み、一部をチャリティーとして寄付をする。」を主旨としてはじめられたと聞いております。

 今では、多種多様なビールパーティーが開催されており街を賑わしておりますが、開催当時はビールパーティーが少なく、運営の仕方もよく分からなく苦労されたとのことです。

 そのビールパーティーも開催してから毎年休むことなく続けられ、今年で第30回の節目の会を迎えることが出来ました。

 30回目の節目なので、いつもと違う回にしたいということで、事務局で協議を重ねた結果、(1)景品を豪華に (2)いつもと違う余興 (3)30回の記念品の作成の3つの案で進めていくことに決まりました。

 1つ目の景品については、景品をいつもより豪華にすることに加え、参加者が盛り上がるということで現金のつかみ取りもおこないました。現金のつかみ取りは3回おこないましたが、4万9000円も一度につかみ取る方も現れ、事務局としては痛い出費となりましたが会場は盛り上がりをみせました。

 2つ目の余興については、北見市を中心に活躍するジャズ・シンガーの「おがわちから」さんにお願いしました。男性でありながらとても高音の歌声でビールパーティー参加者を魅了し、舞台から降り会場全体を歩き回りながらのパフォーマンスであったため、会場は大変盛り上がりました。

 3つ目の記念品については、30回を記念したデザインのエプロンを作成することにしました。Tシャツ案も出ましたが、エプロンであれば、フリーサイズで誰もが使用できますし、今後のビールパーティーやその他の同窓会のイベントにも使えるため、エプロン案で進めることになりました。

 最後に、ビールパーティーが30回も続けることができ、日本赤十字社や K I T げんき会に寄付することが出来ているのも、北見工業大学同窓生の協力や同窓生がいる企業・団体のおかげであります。

 毎年、数多くの企業・団体より景品の提供を頂いているおかげで抽選会の景品数もとても多く好評を頂いております。

 この場をお借りいたしまして御礼申し上げます。

 最後になりますが、同窓会並びに各支部のご発展と会員各位のご健勝を心よりお祈り申しあげ、北見支部便りとさせていただきます。

△top


<釧路支部「湿原会」>

釧路支部 副支部長 伴篤(S56開発)

 もうすでに、北海道各地から雪便りが寄せられている今日この頃、同窓会の皆様におかれましては、お元気でお過ごしのことと、お喜び申し上げます。

 今年は、異常気象が続き、釧路地方でも1週間に3つも台風が襲来、各地で水害が起こる等、私たち土木家には、大変な一年となりました。

 私が勤務する釧路市都市整備部では、公園緑地課で倒木被害、道路河川課では、河川や道路災害等、道内では少ないながらも、例年に無い台風被害に見舞われ、多忙を極めております。

 加えて、通常1年の降雨量は、各年ほぼ同じという過去のデータは、都市伝説になったようで、雪の遅い釧路地方でも10月に初雪を観測いたしました。そんなわけで、今後の積雪量が、今一番の関心ごととなっております。

 さて、その様な中、去る10月29日に釧路支部湿原会の総会を開催し、本学からは、バイオ環境化学科の三浦宏一准教授をご来賓に、支部会員20名が旧交を温めました。

 三浦先生からは、本学の来年の大幅な学部再編、少子高齢化が大学に及ぼす影響等の近況をご講演いただいた後、懇親会に入り、ビンゴゲーム、近況報告等、大いに盛り上がりました。

 また、総会の中では、同窓会本部の予算の在り方、また、釧路支部の今後の行方等ついての議論がありました。本支部においては、最盛期には120名強の会員がいたものの、現在は100名を大きく割り込み、約80名となっております。このまま、手をこまねいていると、更に減少するとは想像に難くありません。

 今後の同窓会の体制強化には、若年会員を如何に支部行事に取り込むかが課題だと考えており、特に、若手会員が同窓会に何を期待しているのか、あるいは、同窓会が彼らのどのような役割を担うかなどを真剣に考えなければならない時期に来ていると思っております。

 そのためには、同窓会本部との連携と協力が是非とも必要と考えておりますので、今後とも、更なるご支援を賜りますようお願い申し上げます。

△top


<旭川支部(のつけうし会)>

旭川支部 北村共輝(S55開発)

 北見工業大学同窓会会員の皆様におかれましては、益々ご活躍のこととお喜び申し上げます。

 今年は、比較的穏やかな日が続いていましたが、8月に入ると一転し4回の台風が北海道に上陸し、北海道各地で猛威を振るいました。

 我が旭川市も例外では無く、8月22日に上陸した台風9号により、石狩川の水位が上がり、多くの河川公園で被害が発生したほか、道路の決壊、流出、田畑の冠水など多くの災害が発生し、急遽、第3回定例会で4億5千万ほどの追加補正を行い、鋭意、災害復旧工事に取り組んでいるところです。

 幸いなことに旭川市の被災は局地的なものであったことから、市民生活への影響も最小限で済みましたが、近郊の美瑛町では、河川決壊により多くの橋が崩落し、断水が長期にわたりました。

 また、南富良野町幾寅では、空知川の氾濫により市街地の大半が水に浸かり、堆積した土砂などにより日常生活に大きな支障が続くなど、地域によっては甚大な被害を受けました。

 災害支援のため色々な地域より多くのボランティアの方々がご支援下さり、少しずつではありますが、被災地区が平穏な日常生活に戻りつつありますことをこの場をお借りして感謝申し上げます。

 さて、旭川支部の近況でありますが、旭川支部では総会とビールパーティーを隔年で実施することとしており、今年度は8月にビールパーティーを開催しました。

 幹事等の段取りもあり開催が8月22日と、北海道で行うビールパーティーとしては、若干時期が遅くなってしまいましたが29名と多くの方が出席して頂ける予定(ちなみに昨年行った総会は25名)で、私ども役員一同、旧知の方々と久々に懇談できるのを楽しみにしていましたが、開催日の8月22日に台風9号が上陸し、市役所内に災害対策本部が立ち上がったため支部長を始め支部役員の多くを占める旭川市職員が参加出来なくなりました。

 参加できた3名の役員に急遽進行をお願いし、そのご尽力により無事開催されたことに、お礼申し上げると共に、大きな混乱も無く15名の参加者が和気藹々と懇親していたと聞いて安心したところです。

 来年度は、北見工業大学の体制が大きく変わります。

 新たな体制に円滑に移行されますことを心より願っています。

 最後に、北見工業大学及び同窓会会員の皆様方のご活躍とご健勝を、心よりお祈り申し上げ、旭川支部の活動報告とさせていただきます。

△top


<帯広支部>

帯広支部 支部長 谷村司(S56環境)

 今年は、帯広十勝でも8月に台風10号の影響で河川の氾濫による水害にみまわれ、被災、非難した人も多く、農作物への影響も甚大でした。被害に遭われた方々には心よりお見舞い申し上げます。

 さて、帯広支部では年2回支部全体の行事を行なっております。メインは、毎年2月下旬に開催している同窓会帯広支部総会です。今年は2月26日に35名の参加により「松伊」というすきやきの老舗で盛大に行なわれました。

 昨年は、41名の参加でしたが、今年は若干減りましたので、“楽しむ”という意味では違う会場にするのも良いかな等と考えております。どうですか、皆さん、他支部、先生、学生さん、参加してみませんか。残念ながらお金はしっかり頂戴しますし、旅費・交通費は自己負担ですが、参加したいと思ったら帯広支部へ連絡ください。大歓迎です。次回は、来年2月下旬の予定です。お待ちしております。

 さて、もう一つの支部全体の行事は、帯広市の中央公園の花壇整備です。ボランティアでもあり、帯広支部の社会貢献として実施されてきています。私が就職して、初めて帯広に来た30数年前は、帯広市郊外にある“帯広の森”というところの植林に参加していたと思います。現在は市街地にある公園の花壇整備を行なっていたのですが、今年は“中央公園”が改修工事の為、家族みんなで楽しみにしていた『花壇整備』ができませんでした。非常に残念ですがしかたありません。花壇整備は、中央公園の5箇所の花壇に、草取りをして、土を掘り、肥料を入れて、1花壇15ポット程度の花を植えます。その後、公園の芝生で焼肉です。家族参加で昨年は29家族が集まりました。この交流は大切なことだと思います。地域のこと、学校のこと、子供や孫のこと等、年に1回会う家族なのに、楽しく会話しています。今回、二大行事の一つを潰すわけにはいきませんので、幹事で検討しましたが、花壇整備の代替案がなかなか浮かびませんでした。「家族交流」、「楽しく」をキーワードに検討し、やっと、“キックベースボール”をして焼肉をすることに決定しました。7月3日の日曜日に計画したのですが、天気予報は大雨警報で前日まで豪雨が続き、前日中止を決めました。しかしながら、当日強風ではありましたが晴れてしまい非常に悔しい思いをしました。今年の異常気象には、本当にへこたれます。

 最後になりますが、北見工業大学並びに同窓会会員の皆様方の益々のご活躍とご健康を心よりお祈り申し上げ、同窓会帯広支部だよりとさせて頂きます。

△top


<札幌支部>

札幌支部 支部長 安達理(S49開発)

 8月下旬の台風被害に遭われた地域の皆様にお見舞い申し上げます。また、10月1日にJR石北線が復旧し鉄路交通が確保されたことにつき石北会として喜ばしく歓迎するものです。また、帯広・釧路方面への復旧が一日も早くなるようお祈りします。

報告 石北会16総会を開催しました

 4月23日午後5時30分より、札幌市中央区のホテルにおいて、髙橋学長、現・元同窓会長の来賓をお迎えし石北会総会を開催しました。支部総会の様子は、石北会HPでご覧いただけます。

予告 次回、石北会18総会の開催について

 来る平成30年4月21日(土)に、支部創立30周年記念総会として開催する予定です。支部会員はもちろん関係各位の出席をお願いします。

連絡 支部会員名簿への登載、石北会への質問・要望・意見、役員等への自薦などは随時下記の支部連絡先において受付しています。

【支部連絡先】

 〒061-3206 石狩市花川南6条3丁目79 日研コンピュータ株式会社 気付「石北会」

※後志、深川市及び隣接町村を除く空知総合振興局、関係市町村、並びに石狩振興局管内を拠点とする企業・組織に所属する、あるいは圏外郡部町村に居住する卒業生で、石北会に所属することが都合の良い卒業生は現住所の如何に係わらず、申し出により石北会会員として取り扱います。

注意 石北会総会の案内が届かない会員は、至急上記支部連絡先にお知らせください。

△top


<苫小牧・室蘭支部「野付牛会」>

苫小牧・室蘭支部 支部長 林山都(S59機械)

 全国で活躍されている北見工業大学同窓生の皆様におかれましては、益々ご活躍のこととお喜び申し上げます。

 苫小牧・室蘭支部ではゴールデンウィーク中の4月30日に恒例の野付牛会を開催し、昨年より2名多い21名の方に出席頂きました。支部総会のあと各人より近況報告があり、余興ではビンゴゲームを行い全員が景品をゲット、盛会で終了いたしました。残念なことは、長年会計として支部活動を支えて頂いた斎藤淳二さん(S60年土木卒)が野付牛会の直前に急逝され、深い悲しみに包まれたことです。歴代の支部長をはじめ皆さんが頼りにしている好青年でした。斎藤淳二さんのご冥福をお祈りすると共にご家族の皆様のご健勝を心よりお祈り申し上げます。

 さて、今年の北海道を振り返ると、台風7、11、9号と温帯低気圧に変わった台風10号が各地に甚大な被害をもたらし、苫小牧・室蘭地区においては停電、浸水、家屋倒壊が発生、農作物や漁業施設にも大きな損害が生じました。主要道路の通行止め、JRの相次ぐ運休により交通網にも影響を及ぼし、自然災害の恐ろしさと対策の必要性を痛切に感じたところです。

 一方、地域での明るい話題としては、リオデジャネイロ五輪で苫小牧市出身の丹羽孝希選手が卓球男子団体で初めての銀メダルに輝き、勇気と感動を与えてくれました。道内では北海高校の夏の甲子園準優勝、北海道日本ハムの4年ぶりリーグ優勝、北海道コンサドーレ札幌の快進撃など、スポーツの話題が多かったように思います。

 野付牛会に話を戻しますが、毎年4月、苫小牧にて支部総会を開催しております。まだ出席されていない方を含め多くの方の参加をお待ちしております。北見の思い出話や卒業後のお仕事、近況等を是非お聞かせください。同窓生の諸先輩や後輩の皆さんとの親睦の中で、きっと懐かしさだけでなく「自分も頑張ろう」という活力が湧いてくると思います。室蘭地区の方には御足労をお掛けしますが、活動の輪を少しずつ広げていけるよう何卒宜しくお願いいたします。また、同窓生の消息情報があれば御一報頂きますようお願いいたします。

 個人的な話になりますが、子供が北見工業大学を卒業し4月から社会人となりました。今後、どんな人生を歩んでいくのか楽しみですが、不安な面もあります。そして親子で、また同窓生として、総会等に参加して行ければと思っております。

 最後になりますが、北見工業大学の更なる発展と同窓生の皆様の今後益々のご活躍とご健勝を祈念しまして、支部だよりとさせていただきます。

△top


<函館支部>

「高橋学長が来函のこと」

函館支部 阿部正二(S48土木)

 その知らせが届いたのは2015年10月21日の夕食も終わりボンヤリとしていた時であった。函館市役所勤務の岡本氏(開発工学科昭和60年卒業)からの電話だったのです。当月の30日に北見工業大学の髙橋学長が函館工業専門学校(高専)へ来るとのこと、同日の午後7時30分過ぎには時間が取れるので同窓会のメンバーと歓談させてもらいたいと北見工業大学の同窓会本部から連絡があったとの事であった。対応としては、市役所のメンバーはその頃は丁度予算編成の時期に当たるので同席できない可能性があるので、私の出席は勿論のこと、現在仕事をリタイヤして時間的に余裕が取れ、出席していただける可能性の高い濱地さんと溝江さんに声をかけてもらいたい、会席の場所は当方でセットしておくとの内容であった。早々に両者の同意を得て岡本氏へ連絡したところであった。

 その後、家庭農園の秋始末や筋力や体力の衰えを少しでも防ぐ目的で始めたスポーツジム通いをしている間にいつしか30日を迎えたのであった。当日は久しぶりに通勤に使っていた J R に乗り函館へ出て、いざ五稜郭へ、これも久しぶりの市電です。幸いにも会場へは、貴重な時間を割いて頂いて多くの同窓会生の方々が集まって頂きにぎやかに髙橋学長を迎えることができたのです。

 学長は7時30分まで向かいのお店で高専の先生との交流会へ参加しており、北大や室蘭工業大学の学長も来ていたとの事でした。学長からは北見工大が直面する様々な問題についてお話を頂きました。まして、母校は団塊の世代に対応するため短期大学から4年制の大学に格上げになった大学であり、今後さらなる少子化により修学人員が減ってくれば真っ先に存続の危機に直面するのではないか?と考えた私であった。

 学長は「他の大学との区分け(北見工大へ進路を選びたくなる魅力:大学の特殊性等)のできるような事をしなければ生き残れない」大学の教職員が一丸となって努力する姿勢は勿論、OBの強い支持と応援が必要である。そのためには、日頃のたゆまない支部活動の大切さも訴えていかれたと感じた次第です。学長は明日には帯広へ向かうとの事でお別れしましたが、有志一同は二次会へ流れ、大いに交流を深め、久しぶりの午前様になった一日でした。

 学長さんどうもご苦労様でした。また、同行頂いた諸氏への感謝の言葉も添えます。はるばる遠くの街・函館へ来て頂いてありがとうございました。そして当日集まって頂いた函館の同窓生の皆様有り難うございました。声をかけることができなかった函館の同窓生の皆様ごめんなさい。

△top


<青森支部「樹氷会」だより>

青森支部 支部長 八戸認(S57開発)

 今年もまた寒さがが一段と身に染みる季節がやってまいりましたが、北見工業大学並びに本学同窓会会員の皆様におかれましては、益々ご健勝の事とお喜び申し上げます。

 さて、青森支部の近況報告ですが、何といっても、今年3月26日の北海道新幹線「新青森・新函館北斗間」開業ではないでしょうか。青函トンネルの供用開始から28年の歳月を経て、青函トンネルに新幹線が走ることとなりました。本県にとっては、平成14年12月の東北新幹線八戸開業、平成22年12月の東北新幹線全線開業に続く「第3の開業」を迎えたところであり、新青森駅は、首都圏とは、最速2時間59分で、北海道道南地域とは、最速1時間1分で結ばれています。

 この開業に合わせ、今年の7月から9月にかけて国内最大級の観光キャンペーンである「青森県・函館デスティネーションキャンペーン」が行われました。同窓会会員の中にも、これを機にお越しいただいた方もいるのではないかと思います。まだお越しいただいていない同窓会会員の皆様も、これを機にご家族連れで、津軽の心の山「岩木山」、厳冬の「八甲田山」、新緑もみじの「十和田湖奥入瀬渓流」、世界遺産登録の「白神山地」、太宰治の生家「斜陽館」、縄文時代の国特別史跡の三内丸山遺跡など数々の観光名所がある青森に是非おいでください。(大歓迎いたします。)

 最後に今年の青森支部の活動報告ですが、11月に第26回の支部総会を行い、東北支部や函館支部よりご出席を頂き、和やかな雰囲気の中、無事総会を終えております。お忙しい中ご出席頂きました東北支部様、函館支部様にはこの場を借りてお礼申し上げます。また9月は仙台市で行われました東北支部の30周年記念の総会に、また、10月には、函館支部の総会にお招きを頂いております。

 当支部は、設立から26年を迎えましたが、今後のさらなる支部活動の活性化、会員相互の親睦を念頭に、また、東北支部、函館支部との交流を活発化し、一歩一歩着実に活動の輪を広げて行きたいと考えておりますので、皆様のご理解、ご支援のほど宜しくお願い申し上げます。

 最後になりますが、北見工業大学並びに同窓会会員の皆様方の益々の御活躍と御健勝を心よりお祈り申し上げ、青森支部だよりといたします。。

△top


東北支部(銀河会)だより

「支部設立30周年の思い」

東北支部 町田耕作(S39電気)

 全国の同窓会会員の皆様、お元気でお過ごしのことと思います。

 さて、当支部では今年、大きな節目の行事がありました。秋の色がしだいに濃さをましつつある9月24日(土)~25日(日)、支部設立30周年、節目の総会が仙台の奥座敷、秋保温泉で開催されました。5月には「先進7ヶ国(G7)財務省・中央銀行総裁会議」が開かれた場所でもあります。

 例年の総会と殊にして、湯に入りながら大学の近況・同窓生の近況報告をお聞きし、親睦を深めようという企画でもありました。

 事務局の工藤浩一氏から髙橋信夫学長のご出席をお願いしたところ、ご快諾をいただき、あわせて三上修一(社会環境工学科)教授、他、[北見(富田剛夫支部長)、青森(沢田和則支部長・京谷智)、函館(算用子淳夫・前支部事務局)、盛岡(松下興一・中野渡豊二)、山形県高畠町(浅野孝)、仙台(水野滋・橋本宰・竹田久・佐藤元希・玉井佑典)]各諸氏が駆け付けていただきました。

 あらためて、30年前を思い起こしてみますと、設立は昭和61年(1986年)、暮れも押し迫った12月6日。まさにこれから起こり得るバブル景気(昭和61年12月~平成3年2月までの51ヶ月間)の始まりの時期でもあり、1年3ヶ月後の63年3月には、青函トンネルが開通し、青函連絡船が廃止となる出来事がありました。(今年3月には、北海道新幹線が開業するとは、誰も予想にもなかった事であります。)

 大学創立から26年が経ち、卒業生も社会に出て日中はバリバリ仕事に打ち込み、退勤後は毎日のように居酒屋に入り浸り。議論活発、意気盛んな時代でもありました。

 そのころ、青森を含む東北6県の同窓生は84名で、第1回の総会には地元宮城県の他、遠く青森・山形・福島各県から13名が参集され、心強く思ったものです。

 30年後の今日、青森支部(平成3年1月設立)を除く東北5県の会員把握数は284名となり、当時の3倍強の会員数となりました。東日本大震災から5年9ヶ月、インフラ事業・復興事業により、土木・開発・機械卒者が多いのも特徴であり、今では道路・建設・鉄道等の会社、第二の職場で役員・管理職 or 専門技術者として、または関連する各地区の役所等でも幅広く活躍されています。

 北海道新幹線開業により、北海道と本州はいっそう近くなり、(仙台―新函館北斗間、最速で2時間30分)これにより、卒業生も東北各地に就職する機会が増えると思われ、期待しているところです。

 前置きが長くなりましたが、30周年総会・懇親会は例年になく賑やかなものとなりました。総会では例年のごとく、27年度活動報告、会計報告、28年度活動計画(案)が承認され、28年度役員選出では、前支部長林一則氏の広島転勤に伴い、急きょ事務局(案)で、宮城県以外から初めて盛岡在住の中野渡豊二氏を支部長に推薦。

 総会次第の中で、学長のご挨拶と大学の現状のお話があり、≪来年4月から工学部改組計画により、6学科13コースから、2学科8コースへ[設置構想中]≫とのご説明がありました。

 社会の変化が多様化・複合化する中、大学の改革も新しい局面に来ている事を感じたのです。

 次に、懇親会へと移り、教授からお祝いの言葉と学内の状況、北見支部・青森支部からは活動状況のお話を伺い、自己紹介では、社会に出てからの仕事の内容・苦労話・エピソードが披露され、海外赴任でも活躍されて来た話に、驚きました。

 後半には、学生時代に戻り学生歌・応援歌の斉唱。久々に青春時代を回顧しました。

 最後に、支部設立に関わった盛岡在住の松下興一氏の一本締めにより、懇親会終了。

 二次会は100席もある広いカラオケサロンへ、団体客も入り満席。個人の趣味で恐縮ですが、最近、歌手「ゆず」のヒット曲[栄光の架橋](2004年、アテネオリンピック主題歌)が気に入っている。

 曲もいいが、歌詞が素晴らしい。=抜粋=

誰にも見せない泪があった 人知れず流した泪があった
決して平らな道ではなかった けれど確かに歩んで来た道だ・・・
いくつもの日々を越えて 辿り着いた今がある・・・
悔しくて眠れなかった夜があった・・・
もう駄目だと全てが嫌になって逃げ出そうとした時も
想い出せばこうしてたくさんの支えの中で歩いて来た
悲しみや苦しみの先に それぞれの光がある・・・
栄光の架橋へと・・・

 皆、それぞれに歩んで来た道 or 30周年が、何故か重なって見えたのであります。

 残念ながらカラオケは先着の団体客に独占され、我が方は1曲も歌い手が出ないまま、騒がしいサロンで飲みと話しで夢中。

 出番はありませんでしたが、有意義な30周年を終えることが出来ました。

 支部役員に代わり、ご出席いただきました髙橋学長・三上教授、富田・沢田両支部長、他、同窓生諸氏に、心からお礼と感謝を申し上げます。

 あわせて、水野滋・橋本宰両氏には、陰ながらご支援いただきました。

 最後に、北見工業大学の益々のご発展と、全国の同窓生諸氏のご健勝をお祈り申し上げ、支部活動が更に10年20年と継続して行くことを願い、支部だよりといたします。

△top


<関東支部(オホーツク会)>

関東支部 支部長 谷浩二(S53機械)

 日毎に秋も深まり、さわやかな秋晴れの続く今日この頃、工大同窓生の皆様はいかがお過ごしでしょうか。

 今年の夏は、各地で台風被害が多かった年でした。特に8月、9月と北海道に相次いで台風が上陸し、北見地方も集中豪雨による川の氾濫で玉ねぎなどの農作物に多くの被害が発生しました。被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。また被災地の一日も早い復旧をお祈り申し上げます。勢力の強い台風が発生するのは、地球温暖化による気候変動が原因と言われています。「ストップ!温暖化」に向けたなお一層の取り組みと、北海道では、台風に対する本格的な防災、減災対策が求められます。

 台風と言えば、「迷走台風」が話題になりましたが、東京都の迷走ぶりもハンパではありません。舛添前知事の政治資金疑惑による辞任。小池都知事への交代から端を発した、豊洲新市場の土壌汚染対策疑惑、オリンピック競技場建設費の高騰疑惑など。都庁の闇は深く、小池都知事には大いに期待したいです。

 さて、関東支部の活動ですが、年一回のメインイベントとなった11月の総会は、昨年11月14日(土)に銀座クラシックホールにて、髙橋学長以下、総勢66名の方々に参加頂き、大いに盛り上がり楽しい総会となりました。毎回、会員の自己紹介イベントでは、熱弁による時間超過にいつもヒヤヒヤさせられましたが、会場の都合で懇親会を短縮したため、初参加会員の紹介とさせて頂きました。皆様のご参加をお待ちしています。

 また、関東支部で初開催となる第1回オホーツク会ゴルフコンペを4月16日(土)美里ゴルフ倶楽部で開催しました。当日は、天気にも恵まれ、絶好のゴルフ日和となりました。参加した8名は、日頃の腕前を披露しながら楽しくラウンド出来ました。今後も定期的に開催していきますので、ゴルフ好きの方は振って参加の程、宜しくお願い致します。

 次に、我が北見工大ロボコン“チーム Onion”の活躍について紹介します。7月10日(日)東京都大田区総合体育館で開催されたNHK学生ロボコンに今年も見事6年連続本戦出場となりました。髙橋学長以下大学関係者と関東支部有志で応援しました。今年の競技課題は、「Clean Energy Recharging the World」でエコロボットとハイブリッドロボット2台による競技で、予選ブロックは豊橋技術科学大、長崎総合科学大との対戦でしたが、センサーの不調により惜しくも決勝トーナメント進出を逃しました。今回は、予算、要素技術、技術伝承、ロボット操作習熟において他大学との格差を認識させられた大会でした。関東支部として、今後も支援を継続していきますので、更なるレベルアップと健闘を期待しています。

 なお、総会、ゴルフコンペ、ロボコンの様子は、関東支部ホームページに掲載してありますのでご覧ください。

http://kitami-it-ohotsuku.on.coocan.jp/

 今後も、ホームページ上で活動内容を紹介させて頂きますので、皆さまからの情報をお待ちしています。

△top


<中部支部>

中部支部 支部長 伊藤隆行(H2環境)

 朝晩がずいぶん涼しくなり、過ごしやすい季節になりました。北見工業大学の皆さま、同窓生の皆さまいかがお過ごしでしょうか。

 今年は、8月に台風9号10号が東北や北海道に上陸して北見市でも大きな被害を受けていると聞いております。被災された方に、心よりお見舞い申し上げます。

 本支部のある中部地区の話題としては、昨年に続いてやはり名古屋駅周辺のビルの開発ではないかと思います。ビルがオープンするたびニュースに取り上げられ、大きな話題になっています。まだまだ建設ラッシュが続いています。また、最近、ある意識調査で名古屋は全国主要8都市の中で「魅力に欠ける街」でダントツの一位に選ばれました。かつての名古屋市民としては残念です。

 その理由としては、他の都市と比較して買い物や観光する場所がない。特徴が無いなどでした。また、住んでいる人たちの意識調査の中でも最下位の結果でした。しかし、住みやすさとしては市民も充分に満足をしている調査結果もあります。確かに観光地も少ないですが、それよりも重要なことが住んでる人たちが住みやすいかどうかと思います。名古屋市民ではありませんが、生活、仕事面の環境は恵まれた場所ではないかと思います。何かと話題になる河村市長に期待したいと思います。

 さて本題ですが、4月に中部支部総会を同窓会会長の鳥越会長をお迎えしての開催しました。参加者は会長を含めて11名で開催しました。今年もお互いの近況や当時の話などお互いに楽しい時間を過ごすことができたと感じております。

 また、この度は、同窓会長をお迎えしており、会長の関西支部と中部支部のこれからについて意見交換させていただきました。話題としては、やはり支部総会や懇親会の人の集まりをいかに増やすかが中心で、関西支部では若い人たちの集まりが少ないと言うこともお聞きしました。改めて同窓会のあり方について考える良い機会となりました。

 支部活動の目的を考えると、同窓生のお互いの親睦を深めることと共に、仕事や趣味の情報交換の場をつくることではないかと考えております。また、新たな会員になられた卒業生を迎える場と考えます。残念ながら卒業生を迎え入れられる状況になっておりません。支部の会員の方々や、新卒の会員の方々が気軽に連絡をいただける支部にしたいと考えております。また、それを実行するには支部の魅力を上げることではないかと考えているます。先ほどの「魅力に欠ける街」の調査結果ではないですが、中部支部を魅力のある支部にしたいと考えております。

 今まで参加されていない同窓生の皆様にお伝えしたいことがあります。

「最寄りの同窓会支部のイベントや総会にご参加ください。」

「静岡県、三重県、岐阜県、愛知県にお住いの皆さん。ぜひ中部支部にご一報ください。一緒に中部支部を魅力のある支部になる活動を考えましょう。」

 最後になりますが、名簿の掲載もなくなり、更に、支部の連絡先もなくなり残念です。

 この同窓会誌が皆さんにお配りされてると思います。支部に連絡が取りにくくなっておりますが、同窓会本部を通してご連絡いただければと思います。

 ご参加ご協力をよろしくお願いいたします。

△top


<関西支部(流氷会)>

関西支部 副支部長 今里敬(S54工化)

 卒業生、及び母校の皆様、元気でお過ごしでしょうか。関西支部の今里です。

 先日、「オートファジー」を分子レベルで解明した東京工業大の大隅良典栄誉教授は日本では2年連続で4人目となるノーベル医学生理学賞を受賞しました。「基礎研究だけで良いわけではないが、基礎研究がないと新しい進歩はない」と重要性を説明され、また、国の研究開発の方向性が実用化を想定した出口戦略重視へと移りつつある状況について、「応用研究と同じ価値判断で評価されると、基礎研究は非常につまらないものになってしまう。基礎研究は先が分からないから面白い」と強調されていました。

 公共事業や大学などの研究機関への国からの予算が縮小する中、近視眼的に成果の出る研究を求め、長期的視点に立った研究ができなくなってきているのは、どこの大学でも抱える共通の悩みのようです。これは、企業や社会がすぐに結果が出る成果を求め、行き過ぎた成果主義に走った結果、大学だけでなく、企業も人も国も、その存在を維持し、成長していくことが難しくなっていると感じます。そして、もう一つの流れとして「グローバル化」に意識が集中して来ているように感じます。組織が繋がり、技術が繋がりグローバル化を進めるために必要になってくるのが異文化理解の為のコミュニケーション力だと思われます。勿論、それを支えるのは人ですから、一人一人に高いコミュニケーション力が求められます。このような社会背景から、私たちの母校は、世界と社会へ貢献できる人材育成型の大学へと、来年4月から大きくその姿を変えようとしています。

2015年秋レク(有馬温泉)にて

 これから社会に出る人、社会に出てまだ間もない卒業生、社会に出た誰もが生き抜くために必要な力は3つあると思います。一つは、このコミュニケーション力です。2つめは、観察し、検証し、哲学する力・・・つまり、考える力です。そして3つめは心の健康と体の健康です。私たち関西支部では、この3つめの心の健康を中心におき、社会に出て疲れた羽を休める一助となることを願い、心の癒しの場とすべく、家族的な交流を中心とした活動を行ってきました。これからも、その基本スタンスは継続していきたいと思います。昨年の6月より関西支部長の鳥越氏が同窓会本部の会長に就任されている今だからこそ、母校で学ぶ皆様と社会で頑張る卒業生、そして、関西地区(近畿、中国、四国)で仕事している若手・中堅・ベテランの各卒業生の皆様の間の情報交流や学びを得られるコミュニケーションの場を提供できる同窓会として、お役に立てるよう頑張って行きますので、関西地区で頑張る卒業生の方々の応援と会員相互の力を頂きたく、是非、よろしく、お願い致します。

 行事などの情報は、Yahoo等で「流氷会」と入力すればHPをご覧頂けます。

 関西支部へ要望・ご意見・提案がありましたら、HPからお願います。

2016年3月ローカルミーティングにて

△top


<九州支部(のっけうしのジンギス館)>

九州支部 支部長 永田嘉雄(S54開発)

 全国でご活躍の北見工業大学同窓会会員の皆様におかれましては、益々ご活躍のこととお喜び申し上げます。

 まず、熊本地震にて、被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。九州支部では熊本県で一件、大分県で一件の被災報告を受けておりますが、人的・物的な被災はありませんでした。熊本・大分のために何ができるか、九州支部でも議論しています。一刻も早い復興を心よりお祈り申し上げます。

 さて、同窓会誌の支部だよりに寄せて、九州支部の近況を報告させていただきます。

 当九州支部は、平成18年に発足し、北見から一番離れたところで脈々と活動しております。活動は総会の報告を兼ねて、居酒屋で思い出話や、遠い北海道のことについて酒を酌み交わしながら語り合うというのが現状です。職業も世代も違うことから話題は尽きませんが、やはり「北海道での青春時代の話題」が中心になり、北見での思い出話でいつも盛り上がっています。しかし、会員は年々漸減し、役員の平均年齢も毎年高齢化しております。

 九州支部は同窓会活動活性化のため、同窓生の参加率向上を目標にして、特色を生かした活動を展開していますが、なかなか参加率の向上につながらない状況が続いています。そこで[次世代につなぐために]をモットーに、次のような基本的な考えで活動の見直しと新活動を推進してまいります。

 一つは先輩、後輩の想いをそれぞれ大切にすること。もう一つはこれからの会員が参画しやすい企画・運営にすることです。多方面にわたる方々と出会うことができ、その度に「北見工大という絆はつながっている」「いざというときは皆さんが実に頼もしい力を発揮してくれる」ことを知りました。北見工大のネットワークは想いがつながる優しく強いものです。

 これからも、会員の皆さんの想いが、世代を越えてつながっていく「ネットワーク in 北見工大」を願い活動してまいります。九州支部の会員として同窓会を通じ、微力ではありますが少しでも力になりたいと思いますので、ご支援をよろしくお願いいたします。

 本学の益々の発展と皆様方のご健康を祈念いたしまして「支部だより」とさせていただきます。